「おい、今、出られるか?」
着信は龍からだった
「お前の家の最寄り駅にいるから、これそうなら出てきて。」
「わかった。今から行くね。」
なんで?龍が…
私はすぐ家を出て最寄り駅に向かう
「龍?ごめん、待ったよね、」
「別に、俺が勝手に来ただけだしな。」
「それで、どうしたの?」
しーんとした時間が流れる
「お前、俺らといた時、最後の方何考えてた?」
、、、龍にはなんでも見透かされてるようで、嘘をつくことはできないと思った
「…恵介に会いに行ったら迷惑がられないかな、とか
恵介の隣に可愛い彼女がいたら私はどう思うんだろう、とか
そーゆーことを考えてました。。」
「はぁ、、、やっぱりな。
なぁ、お前らが出会ったときのこと、教えて?」
「えっ、、、なんでーーー」
「なんでも。聞きたい。」
いきなり来て、元彼との過去を思い出させるなんて、本当に、わけがわからない。。。
でも、私はなんとなく龍の言葉にしたがった
「恵介に出会ったのは、高校のクラスが一緒だったからだよ。3年生のとき、私はサッカーが好きだったから、サッカー部に友達が多かったんだけど、それで、サッカー部の友達と恵介が話してた時に、私から話しかけたのが最初かな?」
「それで、どうして仲良くなったんだ?」
「うん、、、
たまたま最初の席替えで隣が恵介だったの。それで、話すようになったんだ。
