「け、恵介が不安なら、私何度でも好きっていうよ?私の素直な気持ちだもんっ」
「ちがう、ちがうんだ、蒼」
「なんで、好き合ってるのに、別れなきゃならないの??」
「すぐわかるよ、蒼にも。
だから、俺をこれ以上…困らせないで?」
恵介………
「蒼、別れても、俺は蒼のことをずっと愛してる。だから、幸せになって。」
なんでよ?恵介が幸せにしてくれればいいじゃない
なんで、切なそうな顔で、苦しそうな顔で、そんなことを言うの?
私は、恵介のこと、幸せにできなかった――――?
「バイバイ、蒼」
それから先のことは記憶がない。
どうやって家に帰ったのかも、どうやって顔を洗って、次の日の用意をして、寝たのかもわからない。
気が付いたら、朝になっていた。
「学校、、、行かなきゃ。。。」
