「恵介~~~!」
蒼!と言って手を振って近づいてくる愛しい彼。
「おつかれさま!恵介ほんっとうにかっこよかったよ~~!!」
そう言うと、恵介が「ありがとう、蒼のおかげ。」
ってくさいこと言うから照れてしまった
「ふぅ。」
そう一息ついた彼が、真剣な顔でこっちを向いた
「蒼、実は俺、プロにスカウトされたんだ。」
「え!?すごい!!!!恵介!おめでとう!!!」
確かに、恵介はプロで通用するほどサッカーがうまい
「受けようと思ってる。」
「うん、もちろん!そうした方がいいよ!!恵介なら世界でも通用すると思うよ!」
「それで、場所が、大阪なんだ…。」
え
大阪?
「もしかして、、、」
「うん、蒼の大好きなチームに行くよ。」
うれしい………けど、、、それって、
「遠距離になるね…?」
私が言うと、恵介はなぜか首を振った
「蒼、」
真剣な顔、切なそうな顔でこっちを見る恵介
「別れよう」
え?
