試合は結局プロに3対1で負けた。
でも、これはすごい!!プロとこんな接戦ができるなんて、恵介のチームは本当に強い!!
選手たちが応援ありがとうって意味で、スタンド席の下に来て礼をしにきた
私は恵介に向かって
「恵介~~」
と叫んで手を振った
恵介は笑顔で返してくれたんだけど、すぐ行ってしまった。
選手たちも帰る支度をしていたから、私たちも帰ることにした。
「龍、今日はありがとーね♪楽しかった~~」
「あぁ、もうサッカーに俺を誘ったりすんな」
「えぇ!?やっぱりなんか怒ってるんだ~~!つまらなかった??」
「つまらなかった」
つまらなかったんだ、、、、と私が落ち込んでいると龍が、
「嘘だよ、それなりに楽しかったから、落ち込むな」
って言ってきた
「本当に??じゃあまたサッカー誘ってもいい??」
「それはダメ」
「なんでよ~~~~」
今日は龍がよくわからなくなった日だった
龍とバイバイした後、携帯に恵介から着信履歴が入っているのに気が付いた
すぐかけなおすと、
「蒼、今から会えない?」
って言われて、私は試合会場にもどることになった
よかった、恵介がスタンド席に来たときにすぐいなくなっちゃうから、今日は会いたくないのかと思ってたんだ
またしばらく会えなくなる前に、かっこよかったって直接言いたい!
