始業式が行われている途中。 結愛の頭の中はすでにケーキでいっぱいだった。 ん~なに食べようかなぁ…。チョコケーキ食べたいな。あ、モンブランあるかな?でもイチゴタルトも―― 「ちょっと結愛。顔に出すぎよ。どうせケーキのこと考えてたんでしょ?」 「エヘヘ。だって早く食べたいんだもん♪」 「だもん♪って…」 どこまで私をキュンキュンさせる気かしら…。 こんなかわいい子、絶対男には渡さないわ!! と凛が考えていると、 『これで始業式を終わります。』 と、特になにもなく始業式が終わった。