私たちの教室のドアのところには、人だかりが。 「なんで早川先輩なの?あんな性格悪い人と優雅君が付き合うなんて…。」 「大体、早川先輩ついこの間別れたばっかりじゃん。」 人だかりの原因はもちろん優雅。 噂の中心はもちろん優雅。 私は結衣に不安な視線を寄せると、結衣は明るい笑顔を返してくれた。 そして、私の腕を引っ張り、人だかりをかき分け、教室の中へと入っていった。