そしてカバンを草むらへと放り投げ、地面に踞った。 お兄ちゃん…。 幼なじみが特別なら、彼女はそれよりもっと特別なのかな。 優雅に彼女ができた今、私はもう特別の価値が低いのかな…。 私は溜めていた涙を全て出しきるくらい、声を枯らして泣いた。