「優雅~、朝私と一緒に登校しようって言ったじゃなーい。」 早川先輩は優雅の背中から離れ、今度は優雅の右腕に絡み付いた。 「…朝は、ダメって言ったじゃないですか。」 早川先輩に優しく微笑みかける優雅を見て、私はいてもたってもいられない。 「え~。あ、そっかぁ…。」 早川先輩の鋭い瞳が私へと移った。 私は反射的にビクッと肩を震わせる。