「龍二…。やっぱり、アイス食べたい。」 まだ、家に帰りたくない。 優雅と顔を合わせたくない。 「え、でももう時間も遅いぜ?大丈夫なの?」 「大丈夫だよ。龍二はアイスやだ?」 私はいつも以上に明るく振る舞う。 「俺は愛梨が良いなら良いけど…。…なら、行くか!」 「うんっ!」 私たちは、家路には向かわず、アイスを食べに専門店へと向かった。