「…それでは、本日の委員会会議は終了します。ありがとうございました。」 「「ありがとうございました。」」 出る気分ではなかった委員会会議。 結衣に、少しは気が紛れるかもよ、と言われて渋々参加した。 「愛梨、帰ろうぜ。」 「…うん。」 龍二に誘われ、私は重い腰を上げた。 時刻はもう20時を回っていた。