愛しい恋




優雅は関係ない。

…そんなことない。


優雅のことを考えれば考えるほど、気持ちは暗闇へと落ちていく。


この気持ちは、誰にも言えないよ。



気付けば、龍二との会話はなくなり、沈黙が続いていた。


「…じゃぁ、また明日ね!」



ぎこちない空気にいたたまれなくなった私は、最高の明るさで龍二に別れを告げた。