「愛梨…相変わらず元気ねーな?」 「そんなことないよ…?」 委員会のあとは龍二と帰る。 いつの間にかそうなっていた。 龍二もちゃんと私のことを見ていてくれるから、すぐに異変に気づかれる。 「あの“幼なじみ”だろ?いい加減、俺にくらい素直になれって。」 「…優雅は関係ないよ。」 私は龍二にニコッと微笑みかけた。