彼は私のシモベです!!


「でもさぁ、羽唯みたいな子がわざわざ話しかけてあげたんだよ~?感謝してよねぇ」
「……い」
「なぁに~?きこえな~い」
「ウザイうるさいっ!」
「なっ、友達の羽唯にそんな口きくのっ?」
「ハハっ…友達ねぇ…」
「そ、そうよ!私たち友達でしょ?」

馬鹿げた事言ってんじゃないよ


「誰があなたと友達になんかなりますかっ笑えちゃうっww」
「何笑ってんのよ!」
「そりゃ笑うでしょ。ずっと嘘ついてまで友達してたなんてね。東条さん、私とあなたは最初から友達じゃない。玩具と主人よ」
「そうよ!それが友達なのよ、この世界は羽唯中心に廻ってるも同然。みんなみんな羽唯の玩具なの!道具なのよ!」


あっ、この子馬鹿だ。
ここで思いっきり言ってるし…

「はぁ~?羽唯、あんたウチらのことそんな風に思ってたの~?最っ低!」
「ち、違っ…」
「もうしらない、行こう!」
「ま、待って」

彼女たちは見向きもせずに去っていった


「~っ…あ、あんたのせいよ!あんたなんて死ねばいいのよ!」

東条さんはそう言って去っていった。


女子とは怖いもので東条さんのことが翌日には学年全員に伝わっていた。