捨て…る?
「ん~…まぁ、あの子目つき悪いし、いっつも怒ってるみたいじゃん?そんな子に勇気出して話しかけたことだけでもほめてよねぇ」
「え?あの子怒ってるんじゃないの?」
「違うみたいだよ?でも羽唯からしたらめっちゃ怖くてね~」
「まぁいいんじゃない?どうせ後々捨てるんでしょ?」
「当然っ!あんな怖い子最初から一緒にいたくないわ」
私…私…怖いの?
また一人になるの…?
-バサバサバサッ
「っ」
持っていた教材や本が落ちた
集団の中の1人が気付いてこっちを見た。
「羽~唯!」
「ん?」
「噂をすれば…だよ☆」
「えっ…」
羽…東条さんもこっちを見た。
「綾…ちゃん?…どうしたの?あ、そうだ!綾ちゃんも一緒にSweet a seal行こうよ~」
「……」
「綾ちゃん?」
「……いよ」
「え?」
「もういいよ…東条さん」
「え?何で東条さんなの?」
「これまでの行動がウソならもういいよ…」
「……あーぁ、バレちゃったかぁ」
「…っ」
