「……ー」
「………ーだよね」
「でしょ?」
「うんうん」
この声…
羽唯ちゃ…!
…他に何人かいる…。
何話してるんだろう……。
「ねぇねぇ、この後どうする?」
「どうしようか…」
「みんなでクレープ食べ行こうよ!」
「クレープ?」
「うん!ほら、この前Encouregeの近くにSweet a sealってクレープ屋できたじゃん?」
「だっけ?」
「できたよ~!」
Encouregeはこの学校の近くの高層デパートだ。
Sweet a sea…ねぇ…。。。
そんなとこあったんだ。
「だからさ、そこ行こうよ!」
「いいねぇ」
「羽唯はどうする?」
「う゛~ん…」
「…あ!羽唯にはあの子がいたんだっけ?」
羽唯ちゃ…みんなからは羽唯って呼ばれてるんだね…
「…綾那って子~?何であんな子と一緒にいるの?」
「ん?あ、それはね~?あの子いつも1人でいたから。いつも1人は可哀想でしょ~?羽唯ってばとびっきり優しいからさ~?」
「よく言うよ~。羽唯、あの子が羽唯にかなり懐いてきたら捨てるつもりだったくせに」
