彼は私のシモベです!!


私が人から見られるのが怖くなったのはつい2年前…。
中2の2学期あたり。




私は当時、眼鏡をはめてストレートの黒髪かつらつけ、後ろで1つに縛っていた。
少女漫画で言う「しっぽ」状態だ。

そして今よりは眼鏡に執着はしてなかった。
外してみてって言われたら外すこともあったし、コンタクトに挑戦したこともあった。
あまりにも痛くて途中でリタイアしたけどね…。



しーちゃんとクラスが離れてた私は話す人がいなくて周りの子によく話しかけてた…。


「ねぇ…」
「な、何?綾那ちゃん…」
「何してるの?ていうか、何で顔、そんなに引きつってるの?」
「ただ話してただけだよ」
「何を?」
「雑誌の[ポップスキャンディ]ってあるでしょ?」
「うん…?」
「そのポップスキャンディの今月号の話」


[ポップスキャンディ]かぁ…。
聞いたことあるようなないような…。。。


「ていうか、何で毎回毎回そんなに睨んでくるの?」