ん?
何だ?この紙。
『今日の昼休み、裏校舎の入り口前に来て下さい。悠弥』
はぁ…。
今日もまたあれなんだろうなぁ…。。。
ていうか、悠弥って誰?
寝れないし、知らない人から呼び出されるし…
ほんっと最悪…不幸すぎでしょ…
「な~に重い空気出してんの!」
「しーちゃん…」
「目ぇ覚めたんでしょ?」
「うん…。だけどね、また呼び出されたと思うと…」
「最近ずっと告られてるよね」
「うん…。だからだよ」
「どゆこと?」
「怖いんだよ。話したこともないのに何であんなに自分のこと知ってるのかって…」
「綾那…アンタは何のために眼鏡外すの拒否したの?」
「え…それは…」
「眼鏡を通して周りの人を画面ごしに見ることで周りの視線とかそういうの気にしない様にしたんでしょうが!」
「う゛…でも…」
「でもじゃない!眼鏡が無意味になったらダメじゃん!わかったら切り替える!!」
「…ぁ~い」
しーちゃんの言うとおり私が眼鏡外すのを拒否った理由は人から見られるのが怖いから。
