ーベシッ


「いったーい!!」
「目ぇ覚めた?」
「覚めましたとも!」
「そう、それは良かった♪」
「良かったじゃないよ~。しーちゃん、酷すぎ」


涙目になってしーちゃんを睨む。


「そんな顔で睨まれてもねぇ」
「なによ」
「怖くないし」
「なっ」
「可愛い~」
「にゃっ?!」

突然しーちゃんが抱きついてきた…せいで、涙が引っ込んだ。


「じゃぁ、部活行くね」
「ん、行ってらっしゃい」

しーちゃん毎日頑張るなぁ。

てか、可愛いって…可愛いって?
誰が?


そんなことを思いながらまた、教室に向かう。