「よし!」

なんか私、妹に見下されてません?
哀れです、、、、


「じゃぁまずは…これは何?」
「カツラです」

目の前で星佳ちゃんが持っている真っ黒おさげのカツラを見て言う。


「2つ目。これ、学校にかぶっていくの?」
「はい、そうです」
「何で?」
「高校の原則」
「おさげが?」
「いや、真っ黒が」
「それ、地毛でしょ?」
「地毛です」


私の髪の毛は、基本焦げ茶っぽいけど、赤茶っぽい色なのです。

「じゃぁ染めればいいじゃん。髪の毛」
「やだよ。何度も染め直さないといけないし、痛むし、この髪の色気に入ってるんだもん」
「じゃぁ、せめておさげはやめようよ」
「やだ。目立ちたくないし」
「これじゃ逆に目立つって」
「それが大丈夫なのです!」
「じゃぁせめてめがねは」
「イ・ヤ」
「ぬ~~~~!」