Diva~見失った瞬間から~


「黎琉!?お兄ちゃん、歌音が居るのに

何で女子に囲まれてるの!?」


「はぁ?お前、今日の日付見てねぇの?」


「「日付…?」」

最近カレンダー見てないしなぁ。


「2月ってことくらいしか…。」


「うん。私も。」

カレンダーを見ない現役女子高生、

ここに在り(2名)。


私と桜が顔を見合いながらそう言うと、

黎琉が呆れた顔で言葉を続けた。


「……お前ら…。今日は2月14日だ!

お前ら女子が大好きな

バレンタインデーだろうが!」


「…。」

(↑桜)


「…。」

(↑歌音)


「「……えぇっΣ( ̄ロ ̄lll)!?」」

(↑桜と歌音どっちも)


「…(今年の俺と楓のチョコは無しか)。」

あぁぁぁ…!

黎琉の表情がみるみる落ちていく…!


てゆうか今日バレンタイン!?

ヤバいヤバいヤバい!

チョコ作ってない!!


楓…もしかして朝貰おうとしてたとか!?

で、私があげないから他の女子から…。


「……ど、どうしよう桜ぁ(泣)!!」

最早泣きそう。自分の馬鹿振りに。

なんでカレンダー見ないんだし。

私の馬鹿。