暗い公園の奥で俺が歌ったのは、

あの日のカナを思い出したからだった。


その日以来、全くその姿を見ることなく

時は4年も流れていた。


もう会えないのかと諦めかけた時、

カナは俺の前に再び現れた。


"奏乃"と言う名前を聞いた瞬間に

目の前に居る彼女が、

あの日の"カナ"だと確信した。