始まりは、深夜の散歩。


居心地の悪さに耐えられなくなって、

外の風を浴びようとした時。

風と共に流れてきた美しい歌声。

全てを忘れて、聴き入ってしまう歌声。


私はその声に導かれてここに居る。


8月の月が、私を照らしてくれる。

8月の月はね、葉月君のこと。

だって8月は…葉月とも言うでしょう?


ありがとう。

私を照らして導いてくれて。


ありがとう。

私を受け入れてくれて。


ありがとう。

私の歌を取り戻してくれて。


ありがとう。

もう1度…夢に向かって歩みたいって、

そう思わせてくれて。


ありがとう。ありがとう。


「じゃあ、

ボーカルは、"ソウ"で決まりだ。」

甘い声は、私を魅了する。


8月のお月様は、

甘い甘い歌声の持ち主。