Diva~見失った瞬間から~


「あー…。

眼鏡ね、度が合わなくなってきて。

視力がどんどん

下がって来てるものだから。最近、

コンタクトの方が良く見えるんだ。」

最近の私は視力の低下が著しい。

眼鏡じゃ見えない所が増えてきた。


「カナって何かやってんの?

目ぇめっちゃ悪いよな。」

葉月君が私に聞いてきた。


「分からない…けど…。

字を書く時、凄く顔と机が近いよって

言われるかな。」

ちゃんと書いてる文字が見える位置まで

顔を持ってきただけなんだけどね。


「へー…。」


「葉月君はコンタクトとか付けてる?」


「いや、

俺は裸眼で両目とも1.5だから。」


「え、嘘っ。」

目、良すぎ。

0.5だけでも分けて欲しいくらいだ。


「カナは?視力。」


「えー…っと。最近計ってないけど…。

前は、0.04ぐらいだったよ。

最近はもっと下がってるだろうけど。」

裸眼でいる人達が羨ましい。


「悪すぎだろ…。

それって裸眼でどれくらい見えんの?」


「この距離でも

葉月君の顔がぼやけるよ。」


「やべぇな。」

他愛の無い話をしながら、

私達は私の家への道をゆっくり歩いた。