「……今度は本当に…

音楽との関わりを絶つよ。」

あーあ。

ごめんなさい。碧眞君。

せっかく説得してくれたのにね。


「もう、スタジオにも行かないから。

だから柚唯君とも

もう2度と会わないね。」


「おい…。」

馬鹿みたいに夢を見る時間。

残らずに今、本当の終わりを告げた。


鈴と居た2年半。Canzoneとの数週間。

十分だ。良い夢を見たよ、きっと。


「…最後に気持ちを吐き出せて良かった。

ありがとう柚唯君。」