「ちょっ、葉月君?学校は…?」

あなたも高校生でしょう。


確かに蒼空君じゃない分、

幾分はマシだが

葉月君は葉月君でナイだろ。


私は入口に立っている時鶴に

少し鋭い視線を送る。


「早退した。だから、問題無し。」


「そ、そうそうっ!

蒼空君に協力して貰ったの!!」

大有りでしょうよ、馬鹿。


時鶴あんた、彼氏に何サボりの理由

作らせてんのよ。


「時鶴…あのね…。」

今日こそは言ってやろう、

と思って私は起き上がった。


…………目の前が歪んだ。

き、気持ち悪い…。


「………(-ω-lll)…。」

驚いた。起き上がると声も出せない。