「時鶴ちゃん、どこ行ったのかしら?」
どうやら
先生も同じ疑問を抱いたらしく、
大きな目をさらに大きくさせていた。
てゆうか、ホントにでかい。
どうやったら
そこまででかくなるんだろう。
《キーンコーンカーンコーン》
あ、チャイム鳴った。
私が保健室に来たのは
昼休みが始まってから
5分経ったくらいだった。
で、うちの高校の昼休みは40分だから…
計算すると30分は経っていたらしい。
てか、
30分ずっと寝てたのに体調悪化とか…
どんだけだよ。
《ガラッ》
「奏乃っ!迎え来たよ!!」
だから、時鶴。
保健室とか、図書室のドアは
もっと静かに開けてってば。
……………て、あれ。