「………私は変える気無いよ。」

素っ気なく私は言った。


メールを見よう。

今の着メロは

友達のフォルダへの受信だ。


「………はぁ。」

だから、何なのよ。


「奏乃…どうしたの?」

心配を綺麗な顔を

歪ませて表現する時鶴。

時鶴には、言って良いよね。


「『今日、

完成した曲を聴いて欲しいから

事務所に来て欲しい。

駅前のカフェで。』。」


「え?」

何が?と言わんばかりの表情。

時鶴って、色んな表情を持ってるよね。


「葉月君からだよ。」


「えぇっ!?」

可愛いと思う。