(私、謝ってないから…きっと怒ってるんだろうな…) でも、自分から謝る気などなかった。 (もとのもとを辿れば重衡さんの浮気が悪いんだからね!) 平手打ちくらい甘んじて受けろというものだ。 (だけど…やっぱり彩音さんには、謝んなきゃ…) パフェをぶっかけるなど、少しやり過ぎたと反省。 「はあ…」 やるせない溜息が勝手に口から出ていった。