君は私の初恋の相手【番外編】

「尚也君‼」


マンションのベランダから身を乗り出している。


非常に危ない‥‥。


「あはは〜、気づくの遅い〜。下になんかいるはずないじゃん。あはは〜。」

バカにされてる‥‥⁈


でも、尚也君から声をかけてくれたのは嬉しかった。




「ちょっと、待ってて〜。」

「う、え、なっ‥‥⁈」


返事をする前に尚也君が消える。

まさか、わざわざ私なんかのために降りて来てくれるとか‥‥⁈

わっ、嘘っ、えっ⁈


半分混乱していたら尚也君が現れた。


(早い‥‥!)

1分も待っていないと思う‥‥。


光の早さだっ!

「お待たせ〜。」

全く待った気がしないです。


「い〜え、全然待ってなどいませんです‼」

「え、敬語?w」


なんか、つい敬語になってしまった。


「いや、なんか、わざわざ降りてきてくれたのが、なんか嬉しかったです‥‥。」


‥‥ハッ‼

私は何を‥‥‼


あわわわ‥‥!

「いいって、暇だったからさ。」


「いや、いくら暇でも私なんかのために時間を‥‥。」


「ネガティブだなぁ。」


だって‥‥。


「美沙姫ちゃんと話したかったから。」

え‥‥?

ドキン、ドキン‥‥。

心臓の音が止まらない。


嬉しい‥‥。

こうやって一緒に話せていることも。
今一緒にいることも。


奇跡みたいだ‥‥‼


嬉しくてたまらない、キミといる時間‥‥。

なんかフワフワする。


「ありがとう‥‥。」


なぜか、ありがとうを言っていた。