「話しにくいので、

離れてくれません?」


「気にしないでください」


「?!気にしますよ!

セクハラで訴えます」


私の言葉に、

また笑い出した。


もう、なんなのこの人は。


「今月末から、

ここで働いてもらいますから、

よろしく、進藤楓さん」



「え?内定ですか?」


「内定なんかじゃない。

決定です!あなたに拒否権はない。

あなたは、私の所有物ですから」


拓哉の言葉に、

目を見開いた。