「うわあ、キレイ」

楓の目は、

キラキラ輝いていた。

・・・

ここは冬の北海道。

雪景色が綺麗で、

楓もえらく気に入った様子。

「来てよかっただろ?」

・・・

オレの言葉に、

深く頷いた楓。

・・・

か、可愛い・・

・・・

この場でハグして

キスしたい・・・

なんて衝動に駆られる。

・・・

しかし、オレも

そこそこ大きな企業の社長。

人前で、

そんな事は出来ない。

・・・

何とか理性を保ち、

ホテルへと向かった。