・・・

ここまで来ると重症だ。

・・・

何とか無事に、

入社式を終え、

社長室に戻った。

・・・

それからというもの、

秘書業務半分、

その他の部署のヘルプ半分を、

こなし続けていた楓は、

他の新入社員より、

はるかに仕事ができ、

明るい性格で、

皆から人気もあった。

・・・

しかし、

それが気に入らない。

楓の為にそうさせていたが、

男子社員の眼差しが、

明らかに、

おかしい・・・

・・・

他の男にとられてはたまらないと、

ここで、社長の特権を使って、

楓を、出張に同行させた。