抱きしめたその後は・・・【おまけ完】

オレの言葉に、

クスッと笑う…華絵。

・・・

「5年だと思っていたのに、

2年でギブアップか?」

そう言ったオレに、

ホッペを膨らませた華絵は・・・

・・・

「だって・・・

修也さんに、悪い虫がついたら

困るもの・・・」


「…悪い虫?」


「そう、拓真が、

私を脅すから、慌てて帰ってきたのよ?」

そう言った華絵は、

ドアの向こうに目をやった・・・

・・・

そこには、

華絵の大事な側近。

拓真が立っていた。

・・・

拓真は、オレに深々と頭を下げた。

・・・

「華絵を連れてきてくれて、

ありがとう…拓真」