抱きしめたその後は・・・【おまけ完】

・・・

華絵様が出ていったドアを

しばらく見つめていた。

・・・

さっきなぜ、

『私より先に死なないでね?』

そう言ったのか…

・・・

なんとなくわかった気がした。

・・・

オレの父も、

華絵様のお父様に、

ずっと仕えていた・・・

・・・

オレは、

華絵様より3つ年上。

・・・

物心ついた時から、

父に、

『お前はずっと、

華絵様をお守りする大事な役目がある。

死ぬまで、その役目を果たすように』

そう言われてた。