ギュッ!!

「イッテ~」

・・・

痛がる拓哉。

なぜかって?

それは、

私が、

ヒールで、

拓哉の足を踏んだから。


「好きでもない人と、

そんな事はしません」


笑顔で言い放った私は、

逃げるように、

社長室を出ていった。

・・・

バタン・・・

ドアを閉めた私は、

ドアにもたれて、

大きくため息をつく。

・・・

ホントはね?

拓哉の事、

気になってる・・・凄く。

でも・・・