「泣き止まない楓が悪い」

「だ、だからって・・」


「さっきの奴気に入らないなら、

クビにしようか?」


「?!そんなこと望んでない!」


「じゃあ、どうする?」


「どうもしなくていいです」


・・・・?

私の顔をまじまじと見ながら、

拓哉は笑っている。


「何で笑ってるんですか?」

「泣きすぎて、化粧崩れて、

凄い顔・・・」

「もう、最悪」

私は拓哉放っておいて、

トイレに駆け込んだ・・・


・・・

コワッ・・・

お化け顔だ・・・

慌てて顔を洗う・・・?


「これ、使いなさいよ」

…この人。