抱きしめたその後は・・・【おまけ完】

・・・

ご飯を作りながら、

手紙の主、『K』について、

色々考えていた。

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「楓!吹きこぼれてる!」

「エ?・・キャッ!・・アチッ!」

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お約束のような光景。

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でも、熱いものは熱い・・

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拓哉が私の隣に小走りで来ると、

私の手を、

ながしで急いで冷やしてくれた。

・・・

「何か考え事か?

全く、オレが帰ってきてなかったら、

もっと大変なことになってたぞ?」

「・・・ごめんなさい」

・・・

拓哉が真剣に怒るので、

シュンとなった私。

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冷やし終わった手を、

タオルで拭くと、

拓哉は私を抱きしめた。