「なんか、隠してるな?」


「な、何も隠してないです。

あまりに突然だったので、

驚いただけで・・・」


・・・

言い訳しながら、

一歩、また一歩・・・

楓の体は後退している。

・・・

「隠し事はよくないな?

・・・

今すぐ言わないと、

・・・

ここで襲うぞ」


「?!」

オレは、

楓を壁に追い詰めた。


・・・

「い、いい・・・

今は仕事中です!!!」

・・・

楓の言葉が部屋中に響き渡った。

・・・

もちろん秘書室にも。