「こんなのいいです。

お金は持ってますし、

バスでも乗っていきますから」


「店がどこにあるか、

お分かりになりますか?」

・・・

それを言われると困る。

・・・

修也の家は、

結構な山間に建てられてる為、

街までも道のりはおろか、

スーパーの場所など、

分かるはずもなく・・・

・・・

「望を連れて迷子にでもなられたら、

こっちが困りますので、

運転手に任せてください」



「・・・はい」

・・・

結局、

カードまでもらい、

運転手さんに、

スーパーまで連れて行ってもらった。