「何がおっしゃりたいんです?」



「修也さんに近づいたら、

龍堂会が黙っちゃいない・・・

そう言ったら、お分かりいただけます?」


・・・

顔は笑っていたが、

目は笑ってない。

・・・

流石のオレも、

背筋に冷たいものを感じた。

・・・

でもここで、

引き下がるわけにはいかない。

・・・

オレの愛する女を、

この手に取り戻すまでは・・・

・・・


「どんなことも、

受けて立ちますよ。

だてに、大企業の社長をやってる

ただのボンボンだと思ってもらっちゃ、

こっちも困るんでね?」