抱きしめたその後は・・・【おまけ完】

「私は、あなたに会いに

来たのではありません。

三条院修也はどこですか?」

・・・

少しどすの利いた声で、

華絵に言った。

しかし、

流石と言ったらいいのか、

華絵はビクともしない。

・・・

「これでも

やくざのトップをしてる女です。

それくらいの声で、

私が怯えると?」

・・・

「まさか。ちょっと試して

みただけですよ。

修也はどこですか?」

・・・

「修也さんなら、

望と楓さんと、

お買い物に行ってますよ。

望のお願いで、おやつにクッキーを

作るんだそうです」

そう言って微笑んだ華絵。