・・・

強引に社長室に連れ込まれた私は、

やっぱりソファーに座らされ、

社長が来るのを待った。

「早かったね?」


ドアの方から声がした。

私は声の方を睨み見た。

・・・

拓哉は笑顔。

「何の用ですか?

私はこんなところに

就職した覚えはありません」


「楓に拒否権はないと言ったでしょ?

明日からのスケジュールを

渡そうと思いまして」


「・・・」

無言の私の手に、

一枚の紙を握らせた。

・・・

何なのこのスケジュールは・・・

激務じゃないか・・・