「おやすみなさい・・・

良い夢を・・・」


・・・

抱きしめる腕は優しいのに、


・・・

この腕は、

拓哉のモノじゃない。


・・・

私は、

拓哉の元に戻りたい。



・・・

拓哉、

あなたは今なにをしているの?


早く、

あなたの腕の中に・・・


・・・

私は一晩中、

修也に気付かれないように、

泣いていた。