しばらくして、

車を止めた修也。

・・・

望がのどが渇いたと言ったからだ。

・・・

自販機の前で、

ジュースを選んでいる修也。

・・・

望は、

私の膝に、ちょこんと座った。

・・・

とっても可愛い子。

この子には、

何の罪もない。

・・・

私は優しく微笑み、

望の頭を撫でた。

・・・

「お姉ちゃん」

「なあに?」

「ホントに、ママになってくれるの?」

「それは・・・」

返事に困った。

・・・

そんな私を見つめ、

望は言った。