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目の前の光景に、

ママ・パパ・私。

三人は、驚きを隠せない。

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社長ともあろう拓哉が、

パパたちに、

土下座をしていたから。

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「た、拓哉。

頭を上げて」

・・・

私は必死に頭を上げさせようとした。

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「いや、

ここで許しを貰わないと、

楓を守ってやれない」

拓哉は、

頑として、

頭を上げようとはしなかった。

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「拓哉君、頭を上げないさい」

「…進藤社長」