・・・

いつになく、

神田も真剣な顔で頷く。

・・・

私は調べてきた書類の内容が気になった。

・・・

一体何が書かれているのか?

・・・

三条院修也と言う男。

ただのボンボンじゃないのか?

・・・

二人に睨まれて、

私は下を向いた。

「楓、オレはお前が心配なだけだ」

「楓様。

社長のお気持ちも考えてください」

・・・

私を心配してくれるのは、

とっても嬉しい事だけど、

・・・

しばらくの沈黙の後、

私はパッと、

顔を上げた。