だから、

楓は、自分の親は、貧乏だと思ってる。

・・・

だから進学もせず、

こうやって、いろんなところに就職活動

をしている。

・・・

その話を聞いたオレは、

楓を不憫に思い、

ここに就職させることを提案した。

・・・

楓の親は、

よろしく頼むとオレに頭を下げた。

・・・

この提案を、

否定されるのではと、

内心焦ってはいたが、

思ったより好感触で、一安心した。

・・・

楓の両親には言ってないが、

オレは楓の事が好きだ・・・

いや、それ以上かもしれない。