三人とも一様に髪を染め、流行りの化粧を施し、制服を着崩している。 佐々木教諭曰く『不良共』に分類される生徒たちなのだろう。 小鞠の顔は恐怖に硬直した。 だが… 「話があるのなら、聞こう。」 うさぎはなんの躊躇いもなく着いて行こうとする。 小鞠は慌ててうさぎの袖を引いた。 「うさぎちゃん、この人たち」 「桜木は黙っとけってー。」 女生徒の一人が小鞠の言葉を遮った。