「どーゆーコト?!
アリ? アリなの、コレ?!」


「いやー…
紆余曲折の末、ナゼカこーゆー事態に?」


まだ夏の余韻を残す陽射しが襲いかかる学校の屋上で、景時は薫に詰め寄られながら、ヘラヘラ笑っていた。

異様に静まりかえったホームルームも終わり、今は体育館で退屈な始業式が行われている頃だが、二人ともそんなことは気にしない。

もちろん、三人目も…


「…
これは、どうするものなのじゃ?」


手にしたブリックパックのイチゴ牛乳をまじまじと見ながら、うさぎが問いかけた。


「うさぎサマはちょっと黙ってて!!
景時! 説明しろ!」


「むぅ。」


不服そうに赤い唇をを尖らせるうさぎ。