「あー、オメェのケガ見て、刃物によるケンカ沙汰だ、倉庫の被害もケンカが原因だーとかって、騒いでたゾ。
佐々木のヤロー。
あながち間違ってねーケド。」


「いやいや。
巨大竜巻のせいだって。
倉庫もケガも。
俺、見たもん。」


「ま、ソレも間違いじゃねぇわな。」


絆創膏を貼った頬を膨らませる景時の肩を、薫は苦笑いしながらポンと叩く。

薫に顔を向けた景時は、不自然に笑みを絶やさないハゲマッチョを半眼で睨んだ。


「で?
薫はナニしてたの?
ジジィから連絡あったンだろ?」


「あー…
クラッシック聴きながらルームランナーしてたら、携帯鳴ってンの気づかなかった。
‥‥‥てへぺろ☆」


使えねぇぇぇ!
ちっともカワイくねぇぇぇ!
てか、むしろ殺してぇぇぇ!!